どっちが売れる?ヤフオクvs楽天オークションを徹底解説
今日は節約王の私が、ネットオークションについて解説するわね。
今更聞けない、ヤフオクと楽天オークションについて、それぞれの特徴を解説するわ。
よぉ!待ってました、節約の女王!
不用品を売るには
お小遣い稼ぎに自宅の不用品を販売してみようという人が増えています。近くの買い取り業者にお願いしてみたり、フリーマーケットで直接販売してみるなどいろいろな方法がありますが、高額で買い取ってほしいと思うのであればインターネットを利用した方法を利用するのがいいでしょう。
最近ではスマホで簡単に取引できるフリマアプリが有名ですが、どんな金額を付けていいかわからないという人にはネットオークションが人気です。
今回はそもそもネットオークションとは?大手オークションサイトの特徴を知りたい!といった初歩的なことについて詳しく説明していきます。
そもそもオークション、ネットオークションとは?
オークションと聞くと絵画などの美術品や有名人のサインなど高価なものを、お金持ちが「何百万ドルだ」「それならこちらは何百何十万ドルだ」と競り落としているイメージがあるかもしれませんね。
そもそもオークションとは決まった時間内に最高値を付けた人物が提示した金額でその商品を買い取ることができるというシステムのことです。
通常のオークションでは1つの会場で行われるので短い時間で決着がつくことが多いですが、ネットオークションでは24時間や1週間など長期間の設定で行われることが多いです。
例えば、ある商品が500円以上、24時間の設定で出品されていたとします。
あなたがその商品を購入するためには500円以上で自分が入札する必要があります。
その後もっと高額で入札した人がいればその人が最高入札者となってしまいますから、そのままタイムリミットを迎えてしまうとあなたに購入権は与えられず、最高入札者がその商品を手に入れることになります。
確実に手に入れるためには相場よりも高めの金額を提示しておけばいいですが、できれば少しでも安く買いたいですよね。
安く買うために、タイムリミットぎりぎりで入札する方法があります。
そうすることで、安い金額で落札することができたりすることもありますが、いずれにせよ経験やコツが必要なので実際にやってみることが一番勉強になります。
少し前まではかなりの企業がネットオークションサイトを持っていたのですが、最近ではかなり淘汰されてしまいました。そんな中から今回はネットオークションの代名詞ともいえるヤフオク!と匿名でやり取りが簡単にできることが人気の楽天オークションを紹介します。
ヤフオク!の特徴
ヤフオク!は大手企業ヤフーが経営するオークションサイトです。
昔から日本でのネットオークションの代名詞といえるほど知名度のあるサイトで、一度は耳にしたことがあるという人も多いでしょう。
ヤフオク!の特徴は何といっても利用者数・出品数ともに№1なところです。
個人だけでなく企業も多く出品していて、ヤフオク!に売られている商品だけで生活できてしまうほど多彩なジャンルがそろっています。
とにかくいろんなものを買いたいという人が集まっているので、多少の傷や汚れがあったり、本当にこんなものでも売れるの?というような商品も出品されています。
あなたも、家庭にあるもので捨ててしまうのであればまずはヤフオク!で同様の商品が販売されていないか確認してみるといいでしょう。
例えばもうサイズが合わなくなってしまった子供の古着や破れてしまった絵本、応募券になる食品のバーコードなどもよく取引されています。
意外なものが意外に高額で落札されていたりしますよ。
ヤフオク!を利用方法
ヤフオク!を利用するにはまず無料の「Yahoo!アカウント」が必要です。
もしこれまでYahooメールなど他のサービスで利用しているものがあればそのアカウントを利用することもできますし、取引用のアカウントは別に持っておきたいというのであれば新たにアカウントを作ることもできます。
入札・落札者は無料のYahoo!アカウントがあれば特定のカテゴリ以外の商品は購入することができますが、出品者は必ず「Yahoo!プレミアム会員登録」が必要です。
こちらは有料で月額498円です。プレミアム会員になると漫画や有料動画などを無料で視聴できたり、ファストフードの特別クーポンが利用できるなど様々な特典がついてきます。
詳しい特典の内容はこちら(http://premium.yahoo.co.jp/)から確認することができますから、賢く使ってみましょう。
その他システム利用料にYahoo!ウォレットを使用しますので、こちらの登録も済ませておくようにしましょう。
Yahoo!ウォレットの登録料・利用料はすべて無料です。
ヤフオク!の出品者にかかる費用
ヤフオク!ではバイクや自動車など一部のカテゴリの商品を除いて出品料は無料ですが、落札された場合は落札システム利用料として規定の利用料が発生します。
利用料は基本的には取引金額の8.64%です。
もし誰かが入札した後、何らかの理由で出品を取り消したいときは出品取り消しシステム料(540円)が発生します。
入札がある前であれば無料ですが、なるべくそのようなことがないように他のオークションサイトに出品同じ商品を登録したりしないようにしましょう。
その他、ヤフオク!では最低落札価格の設定(108円)や注目のオークション(21.6円/1出品1日あたり)などの装飾設定を行うとオプション利用料が発生します。
この金額はどの商品であっても一定で、売れる売れないにかかわらず発生するものです。
低価格の商品に設定してしまうと赤字になってしまうこともありますから注意しましょう。
初めのうちは訳が分からないと思うので、何のオプションもつけずに慣れてきてから設定するようにしたほうが無難です。
ヤフオク!で知っておきたいポイント
ヤフオク!一番の魅力はその利用者の多さです。
利用者が多ければその分価格競争も厳しくなってきますが、何よりもまず人の目に触れなくては売りたいものが売れる機会が減ってしまいます。
多少安くなってしまってもいいから早く売ってしまいたいというのであればヤフオク!の利用が一番オススメです。
また、これから説明する楽天オークションと違い、ヤフオク!では基本的なやり取りのすべてを出品者と落札者に任せています。
このことから家具のような大きなものを近場であれば実際に会ってやり取りしたりすることも可能です。
もし見てもらっているのにあまり入札がないというのであれば支払方法を見直してみるといいでしょう。
ヤフオク!で一番利用されている支払方法はゆうちょ銀行間の銀行振り込みです。ゆうちょ銀行では個人口座間であれば他支店であっても手数料0円で振り込むことができるので、余分な手数料を掛けずにやり取りすることができるのです。
ヤフオク!に限らず落札者ができるだけ商品以外のお金を掛けずにやり取りできる方法を提示してあげると、入札数も増えていきます。
ヤフオク!ではゆうちょ銀行の口座があるかどうかは大きなポイントとなってきますので、ぜひ用意しておくようにしましょう。
楽天オークションの特徴
楽天オークションは楽天が経営するオークションサイトです。
ヤフオク!と比べると出品数入札数ともに少ないですがヤフオク!に次いで利用者の多いサイトです。
楽天オークションでは取引の仲介を楽天が行ってくれるので、初心者でも安心して利用することができます。
また、匿名で住所も明かさずやり取りを完了させることもできるため、プライバシーをしっかり守りたいという人にもオススメです。
販売されている商品はジャンク品などは少な目で、ブランド物のバッグや未使用品など程度のいいものが目立ちます。その分金額も高めに設定されているようですね。
楽天オークションを利用方法
楽天オークションを利用するには、楽天のアカウントが必要です。
このアカウントは楽天市場などで利用しているアカウントを医療することもできますし、オークション用にアカウントを作ることもできます。
ただし、楽天スーパーポイントは別のアカウント同士で合算することはできませんので、ポイントを利用したいというのであれば1つのアカウントで管理しておいたほうがいいでしょう。
楽天オークションに出品する場合は売上金を入金してもらうための入金口座が必要です。
楽天銀行・三井住友銀行であれば手数料は0円ですから、こちらをあらかじめ用意しておくといいでしょう。
その他の銀行も利用することはできますが、ジャパンネット銀行であれば32円、その他の銀行は216円の振込手数料が必要となります。
自分のお金を引き出すのにお金をとられていては面白くありませんから、ぜひ口座を開設しておくことをオススメします。
楽天オークションの出品者にかかる費用
楽天オークションでは登録料や月額利用料・出品料は無料ですが、落札された場合は落札システム利用料として5.4%がかかります。
また、ポイント付与料として1.08%も別途かかりますので1つ落札されると商品の6.48%を楽天オークションに支払う必要があります。
ヤフオク!同様出品を取り消す時はシステム料(540円)がかかります。
誰も入札していない時であれば、こちらもヤフオク!同様無料で出品を取り消すことができます。
楽天オークションでは、落札者が送料を負担する場合であっても出品者がその料金を一時的に立て替えておく必要があり、送料着払いの利用はできません。金銭の授受は楽天オークションが管理していますので、代引きの利用もできません。
楽天オークションで知っておきたいポイント
楽天オークションが好まれる最大のポイントは匿名配送が利用できるところでしょう。
相手に自分の住所や名前を知らせる必要もありませんし、相手の住所や名前をこちらで管理する必要もないので非常に気軽に利用することができます。
また、ヤフオク!と比べると楽天オークションでは出品者が負担する費用が少ないところも大きなポイントです。
しかし、その分ヤフオク!よりも落札者の手数料が多くなってしまうので利用者が少なめです。
あまり品質の良くない不用品を早く誰かに譲ってしまいたいというのであれば楽天オークションよりもヤフオク!を利用したほうがいいでしょう。
もちろんどちらのオークションでも、欲しい人に買いたい金額で商品を見てもらうことができればすぐに売れていきますから、相場を見極めて出品することが大切です。
どれくらい違う?ヤフオク!楽天オークションの利用料を比較!
さて、以上のことから実際どれくらいの利益が得られそうかヤフオク!・楽天オークションともに考えてみましょう。 まず1000円の服を2週間で販売した時の利用料を計算してみます。
■ヤフオクではYahoo!プレミアムの月額利用料と落札システム利用料が必要です。
1000×(1-0.0864)-498=415.6円
■楽天オークションでは落札システム利用料が必要です。
1000×(1-0.054)=946円
このように少ない金額だと倍近く売り上げが減ってしまいます。しかも、1カ月以内に売り切れればいいですが月をまたいでしまうとヤフオク!はまた月額利用料が発生してしまうのでマイナスがかさんでしまうことになります。
ただし楽天オークションでは利用者が少ないためそもそも売れていくかどうかわからないということもあります。
どう見極める?売れる?売れない?相場はいくら?
オークションで物が売れていくかどうかは適正な相場で販売されているかどうかというところも重要になってきます。
かといって、始めたばかりではどれくらいの金額から始めていいのか全く分かりませんよね。
そんな時はこちらのaucfan(オークファン)というサイトに登録して確認できるようにしましょう。
有料のプレミアム会員もありますが、無料の一般会員でも充分に活用できますので、まずは無料会員から始めてみましょう。
オークファンではある商品の最近30日に落札された実績や相場、現在開催中のオークションの金額も確認することができます。
ヤフオク!楽天オークションともにオークファンで一度に検索できるので、自分の販売したいものがどのオークションで人気があるか調べることもできます。
相場がわかったからといってすべての商品を出品することが正解だとは言い切れません。
商品が落札されると、落札者と連絡を取り合い入金を確認し商品を梱包発送するなど様々な雑務が発生します。
もちろん梱包に利用する紙袋や封筒はこちらで用意しなくてはいけませんので、商品が過度に安い金額でしか販売できないのであればそもそも出品せずに捨ててしまったほうが気が楽な時もあります。
インターネットのオークションはタイムリミットまでの時間が長いところも特徴です。
早く家の中を片付けたい!というのであれば近くのリサイクルショップに持ち込んだほうがストレスなく片づけを完了できるという人もいます。
引っ越し前など余裕がない時に不用品をピックアップするのではなく、定期的に部屋の中を片付けることでこうしたストレスを軽減することができます。
私も何かいらない物から売ってみよっと!