母子手帳を活用して、世界で一冊しかない思い出ノートにしよう!
あなたが生まれてからの記録が一杯の母子手帳、今では私の宝物よ。
今日はそんな母子手帳を思い出いっぱいの素敵なノートにする活用法をお伝えしますね!
ママ、私のこと愛してくれてるんだね。(笑)
ありがとう!
初めての妊娠、出産、育児には分からないことや戸惑うこと、不安がつきものです。
そんな時のために、行政・自治体からもらえる“母子手帳”はとっても便利な手帳です。
今回は、その母子手帳を自分の子どもだけのかけがえのない手帳にしていく記入術をご紹介します。
母子手帳ってどんな手帳?
母子手帳はいつもらえるの?
一般的に母子手帳と言われているものは「母子健康手帳」という厚生労働省の政策として「子ども・子育て支援」の中で取り組まれているものです。
妊娠がわかったら、まず産婦人科にかかります。
そして赤ちゃんの状態が一定の時期に来たら、母子健康手帳の交付手続きをするように産婦人科から説明を受けます。
それから産婦人科で渡される書類を持って、住んでいる地域の市区町村へ届け出ます。
手帳の様式は市町村によって異なりますが、内容は厚生労働省で定められている内容が記載されるようになっていますので、引っ越しても同じものを継続して使用できます。
何が書いてあるの?
記載内容は主に7項目に分けられます。
1.両親、子どもの情報・・・産まれた時の写真、両親の名前や生年月日、居住地などと出生届出済証明(市町村に生まれたことを届け出ると記入してもらえる)など子どもについての欄です。
2.妊娠中の情報・・・妊婦の健康状態や職業と生活環境について、また妊娠中の記録を記入する欄です。妊娠中の経過は産婦人科での健診時に記入してもらいます。
3.出産時の情報・・・出産の状態や出産後のママの体調の記録、さらにママの精神的な状態を記入できる欄もあります。
4.乳児の記録・・・出産直後から1歳になるまでの子どもの健康状態や受けた検査の記録などを記入する欄です。こちらは病院や保健師さんに記入してもらう欄と、ママ自身が記入する欄があります。
5.幼児の記録・・・1歳から6歳までの子どもの成長を記録する欄です。こちらも、病院での記入欄とママが記入する欄があります。
6.発育曲線、予防接種について・・・子どもの成長が健康とされる状態かを見る発育曲線というグラフの欄と、受けた予防接種についての記録です。
7.その他の情報・・・妊娠中のことや出産について、産後の体調のことやママと子どもの健康な生活のためのアドバイスが細かく書いてあります。
母子健康手帳は小さいサイズで持ち運びにも便利ですが、中身は充実していて多くの情報が詰まっていることがよくわかります。
ママが記入する欄も多く忙しい育児の合間に書くのは面倒に思えるかもしれませんが、実は簡単に記入出来てとっても役に立つ手帳なのですよ。
どんなふうに記録すると簡単で便利なのか見ていきましょう。
ママと周りのサポーターが記録!
『母子健康手帳』というからには、ママがしっかり記録するべし!と思われるかもしれません。
でも実際は、先に書きました通り産婦人科や病院、保健師さんが記入する欄も多くあります。
そして市町村によっては、パパが記入する項目も設けられています。(「赤ちゃんが誕生した時の感想」「1歳のお誕生を迎えて」など)
「私一人で記録しなくちゃ。」と気負う必要はないですし、産まれたばかりの赤ちゃんのお世話は特にパパは戸惑ってしまうものです。
そういう時には一緒に記録をして、一緒に育児をしていく土台作りにも役立ちそうですね。
無理はしないで、『一言記録』でOK!
妊娠中も産後も、気が付けば一週間が過ぎてるなんてことはしょっちゅうあって、記録を忘れてしまいます。
でも、それでいいんです。
母子健康手帳は産まれる前から成長とともに継続して使う手帳なので、節目節目で開く機会が必ずあります。
そこで気が付いた時に『一言記録』するだけで十分!後で見返すと懐かしく振り返ったり、心配な様子・悩み事は病院や健診の時の参考になったりします。
毎日ひたすら育児をして暮らしているとあっという間ですが、感動する瞬間が度々訪れる事でしょう。
笑った、寝返りをした、つかまり立ちから片手が離せた、歩いた、ママって呼んだ、等々成長というのは本当に驚きと喜びの連続です。
そんな感動が大きいと嬉しくなって残したくなる、写真に撮るように母子手帳に一言記録するだけで、とても幸せな気持ちになれるものです。
そこにたどり着くまでの妊娠中の健診の記録や出産時の記録が書いてある手帳だからこそ、記録する時に振り返ってしみじみと成長を喜べる、そしてこれからがますます楽しみになっていくのです。
毎日、とか、詳しく、なんてことは必要ないんです。
嬉しいことも悩んだことも自分の感想を一言残すだけで、ちゃんと記録になっていきますから、負担に感じずに『一言記録』してみましょう。
こんな時にも母子手帳は役に立つ!
母子健康手帳を持参する時というのは、大抵が健診か病院です。旅行にも持って行きますね。
外出するとママを悩ませる“待ち時間”は、本当に大変でぐったりしてしまいます。
そんな時に、母子健康手帳をスッと出すと見開きのページに貼っておいた産まれたての自分の写真にくぎ付けで、走り回ることなくママのお膝に座って見ているのです。
写真がなくても、いろんなページに挿絵が入っていたり手書きの『一言記録』を読んで、「○○ちゃんのことが書いてあるんだよ。」と聞かせてあげましょう。
また、病院や薬局でシールをもらえる所もあるので、そのシールは母子健康手帳に貼らせてあげるのもおすすめです。
後で自分が貼ったシールを見て関心を示しカバンから出して見せるだけで寄ってきますから、子どもとは言え自分のことを書いてくれてるというのがわかるのかもしれませんね。
母子手帳をかけがいのない思い出ノートへ
母子健康手帳は妊娠がわかったら必ず受け取る手帳です。
それを義務や責任だと思うとなんだか面倒に思えてしまいますが、最大限に利用して自分だけの手帳にしていくと本当に充実した思い出ノートになります。
その他の情報には妊娠中や授乳中の食生活、離乳食のことや成長についての様々な情報が記載されていて、受け取ったその日からとても役に立つことばかりです。
一言記録する時に悩んだり迷った時にはそちらを開いて読んでみると、何かヒントが見つかるかもしれません。
さらに予防接種についてはいつ何を受けたのかがすぐにわかるので、中学生・高校生になってからも大変役に立つ情報が残っていくのです。
『一言記録』を積み重ねて、産まれる前から大人になるまでずっと持ち続けていきたい大切な一冊にしていきたいものですね。
母子手帳を上手に活用して、家族の思い出たっぷりのかけがいのない手帳にしてくださいね!