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携帯電話の「実質0円」が禁止、これからスマホをどう使う!?

2016.11.18
実質0円禁止?

え!?携帯電話の実質0円ってなくなっちゃうの?
これからどうなっちゃうの?でもそもそも実質0円ってどういう意味だったの?

説明してあげるよ。
そんなに難しくないから大丈夫。

携帯電話の「実質0円」販売が禁止へ

これは総務省がスマホの実質0円を「行き過ぎた割引」としてやめさせるためのガイドラインを出したことにはじまります。
実質0円とはどういう意味だったのか、そして総務省はなぜ実質0円を禁止したのかををまず説明します。

「実質0円」と「一括0円」の違いは?

スマホを契約するとき、店頭で「実質0円」や「一括0円」の言葉を見たことがある人も多いと思います。

一見すると同じ意味に思いますが、契約の中身は全く違うものです。

「実質0円」は中途解約が損

実質0円とは、本体の分割ローンを組む代わりに毎月の支払いから本体のローン代相当の割引をするサービスです。
これは比較的新しく機種代が高価なものに適用されることが多いです。

例えば72,000円のスマホを買った場合、毎月の支払いから3,000円が割引されます。
24か月経過後にはローンの終わったスマホが残ります。
割引額は3,000×24か月で72,000円となります。
つまり、スマホ本体代がまるまる割引になったことになります。

これが「実質0円」です。
これは24か月以内に機種変更や解約をすると割引はなくなります。
大抵の場合2年契約をすることがセットになっているので解約する場合には違約金を、機種変更をする場合は残りの機種代を払わなければならないので「実質0円」なのです。

ドコモでは「月々サポート」・auでは「毎月割」・ソフトバンクでは「月月割」という名前で目にしたことがあるのではないでしょうか。

「一括0円」は本当に0円、でも条件がある

対する「一括0円」は本当にスマホ本体の値段が0円です
しかも毎月の割引は適用されるので本当に安くスマホを持つことができます。

問題点としては、期間限定や在庫限りであることが多く、いつでも好きな機種を購入できるわけではないということがあります。
また、有料コンテンツへの入会が必須になっていることが大半です。
義務期間だけ加入して、その期間が終わったらすぐに解約するという利用法をしていた方も多いと思われます。

つまり、実質0円は2年以上持ち続けないと本当に0円にならない。
一括0円は機種代を全く支払わずにスマホを持つことができるが制約が多い。
ということになります。

禁止される理由は「使用料を安くするため」!?

制約やデメリットもありますが、それでもどちらも大きなメリットがあるように感じられますよね。
しかし今回の総務省のねらいは値上がりし続ける機種代や月額使用料を安くし、国民の負担を軽減するというものです。

スマホを持とうと思えば、大抵の人が主要な3社へ契約をしに行きますよね。
しかし今はMVNOという、大手通信会社の既存のネットーワークの一部を借りて安くサービスを提供する会社も多く現れ、「格安スマホ」と呼ばれるものも多く登場しています。

しかし実質・一括0円という「やりすぎ」ともいえる割引で、格安スマホサービスの携帯市場への参入を難しくしているものであるという考えのもとに、実質0円サービスは禁止となりました。

実質0円が禁止になった後のお得な契約方法

これが禁止となることで、消費者は実質0円という選択肢がなくなり損になったと思うかもしれません。
しかし今まで月額利用料を見直すことがあまりなかった大手3社もデータ通信料金を安く抑えたプランを用意してきました。

また、大手3社と契約するメリットが薄れたので、MVNOと契約してスマホ使用料を抑えることもできるようになりました。

1.通話し放題プランに見直しをしてみよう

長電話をすることが多い、ネットは自宅でWi-Fiを使うからそれほどデータ通信量は多くなくてもいい人は大手3社でプランの見直しをするのも良いかもしれません。

例えばドコモでは、24時間国内どこでも通話し放題にデータ通信2Gがついたプランが月額6,500円で用意されています。 現代は固定電話を持たない人も多いので、連絡先を全てスマホの電話番号にしている人も少なくないかと思います。 高品質な通話を長時間したい人にはこういったかけ放題プランがあるものが向いているといえます。

長く使えば使うほど割引率は高くなるので、今まで恩恵が少なかった長期契約をしている人にもメリットが生まれました。

2.スマホが月額2,000円以下でも持てる格安スマホに乗り換えよう

大手3社と契約するメリットが減った今、SIMフリースマホを持つのが最もお得な使い方といえるのではないでしょうか。

SIMカードとは、スマホが通信をするために必要なカード、つまりスマホの身分証明証のようなものです。
大手3社で購入したスマホのSIMカードは、他の会社で使えないようにロックがかかっています。
しかし去年からSIMカードのロックの解除が義務化されたので、購入した店舗に持っていけばロックを解除してもらうことができます。

SIMカードのロックを解除してもらえば、SIMカードが自由に使えるようになります。
また、SIMカードはMVNOが販売しているものを購入することもできます。
最近では最初からSIMフリー用のスマホを製造しているメーカーも増えています。

こうすることによってスマホを自分の好きなMVNOと契約することができるので、スマホ利用料金は大幅に抑えることができます。
MVNOのなかでも人気の楽天モバイルは、スマホ本体にデータ通信2Gと5分間の通話かけ放題がついて月額1,880円からとたいへんお得な値段設定となっています。

楽天でんわ\/楽天モバイル

動画などを多く見る人におすすめの30Gの大容量プランは月額7,000円と、大手携帯会社と比較して30%程安くなっています。

また、MVNOは通信量を細かく設定している会社が多く、自分のデータ使用量に合ったサービスを自主的に選択することができます。
インターネット中心にスマホを使う人はSIMフリースマホに乗り換えるチャンスかもしれません。

かけ放題とはいえ5分間の通話では物足りない人は、skypeやLINEの無料通話を使うことで通話料金を抑えることもできます。
スマホの豊富なアプリを使いこなして、通話料を安く使いこなすのも賢い手段といえるでしょう。

このように実質0円の廃止は、既存の2年契約などに縛られない消費者への自由な選択を提案することにつながったといえるのではないでしょうか。
自分に必要なサービスを賢く見極めて、お得にスマホを使いこなしたいですね。

へー、こんな風に変わってたんだ!
私にはどんなサービスが向いてるのかな、調べてみよっと。

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