「金属アレルギー対応」でも安心できない?通販ネックレスの表示に注意
この前ネットで「金属アレルギー対応」って書いてあるネックレス買ったんだけど、
つけてたら首のあたりが赤くなっちゃって…。
アレルギー対応なのになんで?
それは心配ね。
実は「金属アレルギー対応」と表示されていても、必ずしも安全とは限らないことが分かってきたのよ。
国民生活センターが注意喚起
国民生活センターが通販サイトで販売されているネックレスを調査したところ、
「金属アレルギー対応」と表示されているにも関わらず、金属成分が汗などで溶け出すおそれのある商品が複数確認されました。
表示を信じて購入した消費者が、思わぬ健康被害に遭う可能性があるとして注意が呼びかけられています。
国民生活センターが通販ネックレスを調査
今回の調査は、通販サイトで販売されている「金属アレルギー対応」をうたうネックレスを対象に行われました。
近年、ネット通販でアクセサリーを購入する人が増えています。
その中で「金属アレルギー対応」「アレルギーフリー」といった表示を見て、安心して購入する方も多いでしょう。
しかし実際には、こうした表示があっても金属成分が体液に触れて溶け出す可能性のある商品が存在することが明らかになりました。
調査では、商品の成分や材質を詳しく分析し、
汗や皮脂といった体液に触れた際に金属イオンが溶け出すかどうかが検証されました。
何が問題なのか?根本的な争点
この問題には、大きく分けて2つの争点があります。
表示の安心感と実際のリスクのギャップ
「金属アレルギー対応」という表示を見た消費者は、当然「これなら安全だ」と判断して購入します。
特に過去に金属アレルギーの症状が出たことがある人にとって、この表示は大きな安心材料になるでしょう。
しかし実際には、その商品から金属成分が溶け出す可能性があるとしたら、どうでしょうか。
消費者が信じて購入した安全性が、実は十分に保証されていなかったということになります。
ではなぜこのようなことが起きるのでしょうか。
その背景には、いくつかの要因が考えられます。
まず、「金属アレルギー対応」という表示に関する明確な法的基準が十分に整備されていない可能性があります。
また、販売前の品質テストや安全性チェックの体制が不十分な場合もあるでしょう。
さらに、海外から輸入された商品の場合、製造国の基準と日本の消費者が期待する安全性の間にズレが生じることもあります。
消費者保護の仕組みが不十分
「アレルギー対応」という表示について、実は法的な根拠や統一された基準が曖昧な部分があります。
つまり、どのような検査を経て、どのレベルまで安全性が確認されていれば「金属アレルギー対応」と表示できるのか、
はっきりとしたルールが定まっていないケースもあるようです。
こうなると、実際の品質テストや安全性チェックは販売者任せになってしまいます。
良心的な販売者であれば十分な検査を行うでしょうが、そうでない場合もあるかもしれません。
結果として、表示を信じた消費者が皮膚のかぶれやかゆみなどの健康被害に遭うリスクが高まってしまいます。
これは消費者保護の観点から見ると、非常に問題のある状況といえるでしょう。
金属アレルギーとは?金属成分が溶け出すとどうなる?
ここで、金属アレルギーについて簡単にみておきましょう。
金属アレルギーは、金属が汗や皮脂などの体液に触れることで起きる反応です。
具体的な症状としては以下のようなものがあります。
・アクセサリーが触れている部分のかゆみ
・赤み、発疹
・皮膚のかぶれ、ただれ
・ひどい場合は水ぶくれ
特にニッケル、コバルト、クロムといった金属は、アレルギーを起こしやすいことが知られています。
これらの金属が微量でも溶け出すと、敏感な人は症状が出てしまう可能性があります。
購入時・使用時にできる自己防衛策
それでは、私たち消費者はどのように身を守ればよいのでしょうか。
以下のポイントを参考にしてください。
「金属アレルギー対応」の表示だけで判断しない
まず大切なのは、「金属アレルギー対応」という表示だけを鵜呑みにしないことです。
この表示があるから絶対に安全、とは限りません。
具体的な素材・成分表示を必ず確認する
商品説明や商品タグに、具体的にどの金属が使われているかが記載されているかチェックしましょう。
「サージカルステンレス」「チタン」「プラチナ」「18金」など、具体的な素材名が明記されているものが望ましいです。
逆に、素材の詳細が書かれていない、「合金」としか書かれていないような商品は注意が必要かもしれません。
信頼できる販売元・メーカーかどうかを調べる
販売元の会社情報がきちんと記載されているか、
問い合わせ先が明確か、
返品・交換対応がしっかりしているかなども判断材料になります。
また、大手の通販サイトであっても、出店している業者は様々です。
ショップの評価やレビューも参考にしましょう。
口コミやレビューもチェック
実際に購入した人のレビューは貴重な情報源です。
「金属アレルギーだけど使えた」「かぶれてしまった」といった具体的な体験談があれば、判断の参考になるでしょう。
ただし、レビューにも個人差がありますので、あくまで参考程度にとどめてください。
使用後に異変を感じたらすぐに使用を中止
購入後、実際に使ってみてかゆみ、赤み、痛みなどの異変を感じたら、すぐに使用を中止しましょう。
「少しくらいなら大丈夫」と我慢して使い続けると、症状が悪化する可能性があります。
症状が出た場合は、できるだけ早く皮膚科を受診することをおすすめします。
金属アレルギーかどうかは、医療機関でパッチテストを受けることで確認できる場合もあります。
表示だけを信じるのではなく、自分でしっかり確認することが大切なのよ。
そうだね。
次からは素材をちゃんと見て、信頼できるお店で買うようにするよ!
まとめ
「金属アレルギー対応」という表示があっても、実際には金属成分が溶け出す可能性のある商品が存在することが明らかになりました。
表示と実際の安全性にギャップがあり、消費者保護の仕組みも十分とはいえない現状があります。
私たち消費者ができることは、まず表示を鵜呑みにせず、具体的な素材や成分を確認すること。
信頼できる販売元から購入し、使用後に異変を感じたらすぐに使用を中止することです。
制度の改善も必要ですが、まずは自分の身は自分で守るという意識を持って、
賢くアクセサリーを選んでいきましょう。

