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ユーミンも野沢雅子さんも受賞!「NHK放送文化賞」ってどんな賞?受賞者に大ベテランが多いのは?

2026.02.16
NHK放送文化賞

ユーミンがNHKの賞をもらったってニュースで見たんだけど、どんな賞なの?

それは「NHK放送文化賞」だね。放送の世界でもっとも歴史のある賞のひとつで、今年はユーミンだけじゃなく、野沢雅子さんや桂文珍さんも受賞したんだよ。

大御所ばかり!なんでこの賞って、ベテランの方が多いんだろう?

実はそれ、この賞の「性質」と深く関わっているんだ。

2026年2月10日、NHKは「第77回日本放送協会放送文化賞」の受賞者6名を発表しました。シンガーソングライターの松任谷由実さん、声優の野沢雅子さん、落語家の桂文珍さんなど、各界を代表するベテランが名を連ねています。

受賞者の顔ぶれを見て、「なぜキャリアの長い方ばかりなのだろう?」と感じた方もいるかもしれません。この記事では、NHK放送文化賞とはどんな賞なのかをわかりやすく解説しながら、「賞を贈る意味とタイミング」についても一緒に考えてみます。

NHK放送文化賞とは?わかりやすく解説

NHK放送文化賞(正式名称:日本放送協会 放送文化賞)は、放送事業の発展や放送文化の向上に功績のあった人々を称える賞です。1949年(昭和24年)、NHKの放送開始25周年を記念して創設されました。

毎年2〜3月に受賞者が発表され、3月の「放送記念日式典」で表彰されます。受賞者には、彫刻家・佐藤忠良氏が手がけたブロンズ像「ふたば」と副賞が贈られます。

創設から76年が経つ歴史ある賞で、今回(第77回)までの累計受賞者は506組にのぼります。芸能・音楽・スポーツ・科学・福祉など、放送文化に関わるさまざまな分野から選ばれているのが特徴です。

選考は、脚本家の池端俊策さんやスポーツジャーナリストの増田明美さんをはじめとする外部有識者と、NHK理事を合わせた12名の選考委員会によって行われます。

第77回の受賞者6名を紹介

2026年2月10日に発表された、今回の受賞者6名を五十音順にご紹介します。

相澤清晴さん(東京大学名誉教授)

映像・画像情報処理の研究者で、放送技術の発展に長年にわたって学術的な貢献をしてきた方です。

桂文珍さん(落語家)

上方落語を代表する落語家のひとり。古典から新作まで幅広いレパートリーを持ち、NHKの落語番組などにも長年出演しています。

里見浩太朗さん(俳優・歌手)

「水戸黄門」をはじめとする時代劇でおなじみの俳優。NHKをはじめ多くの放送作品に出演し、日本のテレビ文化を長きにわたって支えてきました。

玉木幸則さん((一社)兵庫県相談支援ネットワーク代表理事ほか)

障害者福祉の分野で活動する一方、NHKの福祉バラエティ番組「バリバラ」などへの出演を通じて、障害のある人の視点からメディアの在り方を発信し続けてきた方です。

野沢雅子さん(声優)

「ドラゴンボール」の孫悟空役など、長年にわたって数多くのキャラクターを演じてきた声優界の大御所。NHKのアニメ作品にも出演し、日本の放送文化を支えてきた存在です。

松任谷由実さん(シンガーソングライター)

「卒業写真」「ひこうき雲」「春よ、来い」など、世代を超えて愛されるヒット曲を生み出してきた日本を代表するシンガーソングライター。NHK紅白歌合戦への出場歴もあり、放送文化と深く関わってきました。

贈呈式は2026年3月13日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われる予定です。

なぜ受賞者には大ベテランが多いのか

改めて見ると、みなさんキャリアが本当に長い方ばかり。やっぱり何か理由があるの?

この賞の「目的」をよく見るとわかってくるんだ。

NHK放送文化賞の選考基準は「放送事業の発展・放送文化の向上に功績のあった人」です。ここにヒントがあります。

「功績(こうせき)」とは、長い時間をかけて社会に積み上げてきた貢献のことです。ひとつの作品やひとつの出来事だけを評価するのではなく、長年にわたる活動全体が認められる仕組みになっています。

つまりこの賞は、若い才能を発掘・応援するための賞ではなく、積み重ねてきた実績に対して社会が正式に敬意を示す賞です。

年齢そのものが選考基準になっているわけではありませんが、「功績」を積み重ねるには時間がかかります。その結果として、キャリアの長いベテランが受賞することが多くなるのです。これは賞の設計上、自然な傾向といえます。

賞はいつ与えられるのがいい?若手賞と功労賞の違い

そういう仕組みなんだ。でも、功績があるなら早めに贈ってあげたほうが喜ばれるんじゃないかな。

鋭い視点だね。実は「賞を贈るタイミング」は、賞の目的によってまったく変わってくるんだ。

賞には大きく分けて、「若手賞(新人賞)」「功労賞(キャリア賞)」の2種類があります。それぞれ、目指していることがまったく異なります。

若手賞:次世代への「投資」

若手賞は、まだキャリアが浅いけれど才能の光る人を早期に発掘し、広く知ってもらうための賞です。受賞者本人にとっては大きな自信となり、業界全体にとっては次世代を育てることにもつながります。「この人はこれから面白くなるから、ぜひ注目してください」というメッセージを社会に向けて発する意味もあります。

功労賞:過去の貢献への「敬意」

一方、NHK放送文化賞のような功労賞は、すでに積み上げてきた実績に対して「長い間、ありがとう」と社会が正式に伝えるための賞です。受賞者の功績を歴史として記録し、後世に伝える意味も持っています。

では「功労賞はもっと早く贈ったほうがいいのか」という問いについては、「本人が活動できる間に、その目で受け取れることが大切」という考え方があります。賞を受け取った喜びを本人が感じ、周囲への感謝を言葉にできる機会があってこそ、賞の意味が完成するからです。

どちらの賞が優れているわけではありません。若手賞と功労賞は、それぞれ異なる役割を持って社会を支えています。大切なのは、その賞が「誰のために、何のために存在しているか」を理解することかもしれません。

賞ってそれぞれ目的が違うんですね。なんとなくニュースを見るだけだったけど、今回は見方が変わった気がします。

3月13日の贈呈式、受賞者のスピーチにも注目してみるといいかもしれないよ。どんな言葉で感謝を伝えるか、そこにも長いキャリアが滲み出るからね。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

・NHK放送文化賞は1949年創設の歴史ある賞で、放送文化の発展に貢献した人物の「功績」を称える賞
・第77回(2025年度)の受賞者は、相澤清晴さん・桂文珍さん・里見浩太朗さん・玉木幸則さん・野沢雅子さん・松任谷由実さんの6名
・受賞者にベテランが多いのは年齢基準があるからではなく、「功績の積み重ね」を評価する賞の性質による自然な結果
・賞には「若手賞」と「功労賞」があり、それぞれ次世代への投資・過去への敬意という異なる目的を持っている

ふだん何気なく見ている授賞式のニュースも、「この賞はどんな目的で贈られるのか」を知ると、また違った角度から楽しめるようになります。

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