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身近になったiDeCo(個人型確定拠出年金)で老後に備えよう!

2017.03.04
iDeCo(個人型確定拠出年金)

1月からiDeCoが便利になるから老後に備えて加入しようと思ってるんだけど、どうかな?

え、そもそもiDeCoって何?国民年金とは違うの?

便利になったiDeCo、どこが変わった?

個人型確定拠出年金という言葉に耳慣れない人も多いかと思います。
個人型確定拠出年金とは、加入者が月々の掛け金を積み立てして、60歳以降に年金または一時金として受け取ることができる金融商品です。
貰える受給額があらかじめ確定した年金といえばわかりやすいかもしれません。
これを積み立てておくことで、国民年金以外にも年金を増やして活用することができます。

iDeCoの場合定期預金や保険商品など、もしくは投資信託から選んで運用することができます。
同時に複数の運用をすることもできますし、途中で変更することもできます。

以前からあった商品ですが、これまではお金に余裕がある人向けというイメージが強く、あまり一般には浸透していませんでした。
これが変わったことで便利になったことを説明します。

ほぼすべての国民年金加入者が使える

今までiDeCoは自営業者や企業年金がない会社員などをターゲットにしていました。
しかしこの1月からは、公務員、専業主婦、企業年金がある会社員などにも広まり、ほぼすべての年金加入者が利用可能となりました。

これによって特に大きな影響を受けるのは専業主婦ではないでしょうか。 夫の扶養となっている第3号被保険者の専業主婦は、貰える年金の額もあまり多くありません。 しかしiDeCoを積み立てておくことで、老後の不安にしっかりと備えることもできます。

個人年金ではなくiDecoにするメリットは?

掛け額の上限加入者層によってが決まっている、投資信託にした場合リスクを背負う可能性もある、原則60歳まで途中引き出しできないなどのデメリットもありますが、iDecoの最大のメリットは掛け金が全額所得控除になるということです。
個人年金等の金融商品なら、課税された手取りのなかから積み立てをしますが、iDeCoは国民年金と同じように課税前の賃金から積み立てに回るので、所得控除に大きな差が生まれます。

しかも運営中の利益は全て非課税です。
投資信託を選択した場合、値上がりした利益や預金の利息なども非課税となります。
そしてそれらの利益や利息は課税されることなく全て元金に繰り入れられるので、うまく運用すれば積み立てた以上の額になって返ってくることも可能です。

また、会社の業績が悪化してしまい、会社が独自の計算式で支払っている確定給付年金が減額される可能性もあります。
しかしiDeCoは個人の年金なので、そういったリスクがありません。
転職をした場合も持ち越すことができるので、安心して年金資産を確保しておけます。

どのぐらいかかるの?

いくらまで加入できるかは、対象者の職業によって変わります。

例えば自営業・学生・無職で国民年金の保険料を納付している場合、年額81.6万まで加入することができます。
企業型確定拠出年金にも確定給付企業年金にも加入していない会社員、専業主婦は27.6万まで。
企業型確定拠出年金には加入しているけど確定給付型企業年金には加入していない会社員、公務員は14.4万まで。

最低掛け金は月5000円。休止もできるので気軽な貯金感覚で試すこともできますね。

また、加入者は20歳以上60歳以下までとなっています。

どのぐらいお得なの?

こちらのシミュレーターに年収、年齢、月の掛け額を入力すると簡単に税控除額を計算してくれます。

例えば30歳で年収500万、掛け金2万円とした時、60歳まで積み立てを継続すると累計でなんと108万円の節税になります。

投資信託をうまく活用していれば、このほかに更に利息や利益で得をすることができます。

いかがでしょうか? 老後の不安が叫ばれる現在、iDeCoでお得に将来に備えてみるのもいいのではないでしょうか。

確かに専業主婦の年金は少ないから不安だったわ。これなら将来も安心ね。

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